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■エルメート・パスコアル × シロ・バプティスタ

音楽とは文字のごとく音を楽しむ事。分かり切っていた事だけれど、その楽しさを教えてくれたのが、エルメート・パスコアルとシロ・バプティスタ。今日のライブでは、何が飛び出して来るのか分からないトイボックスを、子供の様にワクワクしながら見ている自分がいたのに気がついた。

配水管とサンダルで音楽が出来るなんて誰が思うだろうか?かと思えば、もう一方は自分のヒゲを使って音を出していく。それをワクワクしない訳がない。エルメートもシロもそんな不思議の世界を可能たらしめる、素晴らしいミュージシャンだ。

どんな物だって、音がでさえすれば楽器だと言う感覚を持ち、そんな楽器で質の高い演奏をするのは、音楽の宝庫と言われるブラジルという環境だから生まれやすい物なのかもしれない。楽器と言えば、楽器屋さんに売っているという日本人の感覚との違いは大きい。

エルメートは聴衆の声をパーカッション代わりに音楽を完成させたし、定番のやかんの演奏で楽しませてもくれた。シロも本当に身近にあるものなどを使って、立派なリズムを作り上げた。前述の配水管とサンダルというのは良い例だろう。

2人のパフォーマンスによって、聴衆を引きつけた部分は確かにあったが、おもしろさの塊のような楽器を、おもちゃに飽きた子供のように投げ捨てた時の音、それすらも音楽の一部になっていたことも忘れてはいけない。

配水管とサンダル、やかんやヒゲでどんな音楽が出来るのか…それを知りたかったら、機会を見つけてこの2人のライブに行くべきだろう。そして、子供のようにドキドキしながら迎える一瞬一瞬が、この2人のライブのおもしろさです。こういう音楽こそ、子供たちに見せて楽しませてあげたいと強く思った。

 

 

 

 

 

 

 



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